ヨガの師ダーマ・ミトラ先生との出会い | Chandra千夜子

今回は、2007年頃に私の人生を変えたもう一人の素晴らしい師、NYのヨガ界のダイアモンド💫と呼ばれたダーマ・ミトラ先生についてお伝えします。

運命的な出会い

ある日、ダーマ・ミトラ先生が私の住む近くのヨガスタジオに来る！という情報を知り、どんなヨガなのだろうとワクワクしながら参加しました。

しかし実際に始まってみると、予想をはるかに超えるレベルのクラスでした。太陽礼拝から始まったのですが、もう初めから驚きの連続！ダウンドドッグ（犬のポーズ）の時に、周りの人たちはみんなヘッドスタンド（頭立ちのポーズ）をしているではありませんか。

「え〜〜〜！！！なんじゃ〜このハードなヨガ！！」

しかも驚いたことに、ダーマ先生は手も使わず、頭だけで立っているのです！あまりの神レベルの技に、私はびっくり仰天してしまいました。

そのクラスでダーマ先生は、こう仰いました：

「Surrender to the GOD！神に委ねなさい！私たちの中には神がいる。私たちはヨガで、自分の中に太陽（神）があることを学べる。そうすれば、例え外は雨でも、曇りでも変わることはない」

なるほどと思いながら、私は必死に自分ができることを、できるレベルでやっていきました。そして最後のシャバアサナ（屍のポーズ）になり、「フゥ〜〜〜〜」とリラックスした瞬間…

そこから不思議なことが起こりました。意識が無くなってしまったのです。でも、寝てしまったわけでもなく、失神してしまったわけでもなく…なんとも言い表せない「何も無いところ」へ行ってしまった感覚でした。

とてもとても気持ち良くて、至福なところへ…というのが一番適切な表現かもしれません。そこからハッと目覚めた時、私は強く感じました。

「なんだ〜〜！！このヨガ！！スゴイ！！こんな体験、初めて！！これぞ私が求めていたヨガだ！！」

もしも可能なら、こんな凄いヨガを学びたい！とダーマ先生に話をしたくて、クラスが終わってから勇気を出して質問しました。

すると驚くべきことに、ダーマ先生はこう答えてくださったのです：

「来月、日本へ行って、初のティーチャートレーニングをするから、来なさい！！」

これには本当にビックリしました！丁度その頃、私は日本に行く予定で、チケットも既に予約していたのです。しかも、トレーニングが行われる場所は、私にとってとても所縁のある筑波山でした！

運命を感じずにはいられませんでした。もう興奮とワクワク感でいっぱいになり、ダーマ先生の日本で初のティーチャートレーニングを受けるために筑波山へ向かったのでした。

日本全国から集まったダーマ先生のトレーニング。またダーマ先生のあの素晴らしいヨガが受けられると思うとワクワクしていましたが、最初に驚きの知らせがありました。ダーマ先生は香港で開催されたヨガフェスに出ているため、サブでアンドレーラム先生が来ることになったのです。

それを聞いた参加者の中には、ブーイングしている人もいました。しかし、アンドレー先生はとてもピュアで素晴らしく、ダーマ先生のことを心から尊敬していることが伝わってきました。

このとき私は重要なことに気づきました。ヨガとは、こうして純粋に師を尊敬して、身体も心も清めていくことなのだということを、目の当たりにして学んだのです。愛が溢れて、みんなもそんなアンドレー先生が大好きになっていきました。

トレーニングの後半からは、ダーマ先生も登場し、あのハンズフリーのヘッドスタンドも教えていただけることになりました。初めはみんなビックリ！していましたが、徐々にチャレンジし始め、最後の頃には多くの人ができるようになっていました。

最も印象的だったのは、最初はブーイングしていた人たちも、どんどん心が清められて、みんなキラキラとしたオーラを放つようになったこと。最後のサットサンガ（真理を求める集い）の時は、もう歓喜の涙を流して至福の境地になっていました。

このトレーニングを通して、私は深く理解しました。体も心も浄化されてくると、神様と繋がることができ、ダーマ先生のような澄んだ大きなオーラを発することができるのだということを。

ヨガとは、単なる肉体的なエクササイズではなく、身体を心を純粋にして、神に、師に、みんなに愛を捧げて、ワンネス（一体性）になること。これこそがヨガの真髄なのだという体験をさせていただきました。

ダーマ先生との出会いから学んだことは、ヨガマットの上だけではなく、日常生活のあらゆる場面で活かせます：

ダーマ・ミトラ先生との出会いは、私のヨガの旅を大きく変えただけでなく、人生全体の視点も変えてくれました。皆さんも、自分の中の神聖な光を信じ、日々のヨガの実践を通して、真のワンネスを体験してください。

自分の恐れ超越に関する体験記